長谷川等伯展
昨日、長谷川等伯展に行って来ました。

前から行きたいなぁと思っていてチャンスがなく・・
でももう22日で終了だし、午前中時間が空いたのでエイッ!と。

国立博物館に着いたのは開場時間の9時半。

しかし・・・・え?・・・その時点で既に長蛇の列。

100人〜200人ずつ、時間を置いて入場させているようだった。
開場時間の9時半に着いて、15分待ちで入場できた。

写真は開場から5分後くらい。
この列が左側にぐるっと回って、私のところまで伸びてるわけ。




そしてこの列は私が並んでいる間にどんどん長く伸びていった・・。

さて入場。

中の混雑は思ったほどではなかった(時間差入場させているのが功を奏していた)。
ここのところテレビで盛んに長谷川等伯(展)の特集が組まれていたので、
期間終盤ということもあり、入ることより会場内の混雑を危惧していた。

ま、「思ったより混んでいなかった」とはいえ、そりゃ混んでたよ?(笑)
とにかく来場者の8割くらいが60代以上の方々と思われる。

という会場内の紹介はこれで終わりとして。展覧会の感想。


まず全体としての印象は、「圧倒的な空間バランス」に驚かされたこと。
大胆さと繊細さが共存している絵が多いのだけど、
その絵の配置というんだろうか・・とにかく「空間バランス」が素晴らしい。
専門用語なんて全然わからないけど、「これしかないだろう」というバランス。

年代ごとに画風も少し変化していく。

私がうなったのは、やはり有名な2作品だった。

まずは「仏涅槃図」

博物館の天井は高く出来ている。
その天井高をしても、上から床までで絵が入りきらない大きさにまず驚愕。
一見して思ったのは「で、でかい・・」だった。

入りきらないから、下部は床の手前にすべらせるように(斜めに)展示してある。
全ては見えるんだけど、壁面に全てが収まりきっていない。

大きさだけでなく、釈迦の死を悼むものたち・・・
様々な大小の動物、菩薩、鬼、弟子達・・・その表情が繊細なのだ。

そして色彩も目を見張るほど鮮やかで素晴らしい。

これを見たとき「これは見るべきものを見た」と思った。
来て良かったと思った。


次に「松林図屏風」。これは等伯の代表作として有名。
今回の長谷川等伯展のチケットにも、この図柄が使われている。

先ほどの「仏涅槃図」とは対照的な、水墨の世界。

「静寂」「悲哀」

最初にそういう印象を受けた。


そして外国の方々には申し訳ないけど、
「この本質は、日本人だけにしか理解し得ないんじゃないか」と思わされた。

絵の「素晴らしさ」で表現されない、「精神世界」の部分。

森羅万象の「あはれ」を感じる、私達の奥に流れている血というのかな。
格好よく言うとすればそんな感じ。

この作品は、等伯晩年の作品と言われている。

有名画家として名を馳せ揚々としていた時代から・・
後ろ盾の秀吉が亡くなり、
後継者として目を掛けていた息子が亡くなり。

そんな頃に描かれた作品。


とにかく行って良かったです。

でも「あれ?」とちょっと腑抜けた気持ちになったのが、
その「松林図屏風」は、普段が「東京国立博物館蔵」と表記されてた。

・・そうなんだ(汗)


とにかく多くの作品が展示されています。素晴らしいです。


会場を後にしようと平成館を出ると。
そこには「うおおおお!!」という人の行列。

会場を出たのは11時半過ぎ。その時点で「入場80分待ち」だった。

これから行く人は要注意。
平日でこれだから、土日はさらにすごいと思う。

お年寄りが圧倒的に多かったから、逆に夕方のほうが狙い目かも?
(責任は負えないけど)


上野公園は、間もなく桜の季節。人の波に飲み込まれるんだろうな。

今は、カンヒザクラ(寒緋桜)が見事に咲いてた・・・。





上野公園は不思議な空間。小さい頃からずっと思ってた。

親子連れや、老夫婦や、ビジネスマンや、学生や、ホームレスや、旅行者や。
み〜〜〜んな共存してる。


あったかな、のどかな、春の日でした。

by arriba-mrm | 2010-03-13 22:55 | 雑記 | Comments(0)
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つれづれなるままにひぐらすサイヴォーグ人間による雑文
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♀・B型・6月20日生・東京都出身・几帳面な自由奔放人・自分を一言で表現すると「温故知新」。伝統を大事にしつつ常に前向きに突っ走っています。

★好きなこと
ふらり一人旅・読書・野球・古典文学・気象学・車の運転・法学・温泉・カラオケ・陸上競技・落語・古き良き東京・歌舞伎・化学・ブロードウェイのミュージカル・鉄道・写真・相撲・ピアノ・オペラ・ヘヴィメタなど。多趣味。

★目標
生涯現役のカッ飛びバアサンを目指すため日々精進?!人間とは思えぬ体力と精神力により、周囲からサイヴォーグ疑惑をもたれています。

★家族
家族K・家族R・家族Mの4人家族。あと、ぽた子・ぷる子という妙な名前の、我が家生まれ我が家育ちの金魚がいます。

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